trip / 台湾茶の旅

林愷倫の台湾茶の旅2

阿里山森林遊楽(レジャー)区は、広さ1400ha。
その中に、私の義弟夫婦が営む宿『神木賓館』があります。
このエリアでは、ホテルや民宿などの宿泊施設と食事ができる施設が分かれています。
宿にチェックインしたら、夕食も朝食もレストランに行くんですよ。
食事は、山の幸いっぱいの素朴な味わい。
山で穫れるタケノコ、キノコ、山菜、川魚や海老、鹿や猪、山鳥などの料理がいろいろ。
阿里山名物の山ワサビで食べる豆腐は、日本の方の口に合うでしょう。
油の使い方、塩や醤油の加減など、阿里山の料理は、かなり洗練されていると思います。
『九九九餐廳』『山芝郷風味館』など、どこもおいしい!

食事が終わったら、ゆっくり阿里山茶を飲みましょう。
阿里山茶を販売する義理の叔父(義父の弟)の店へ行って、試飲を。
阿里山でご来光ツアーや蛍を見るツアーのガイドをする叔父・呂豊霖。
実は、僕以上のたいへんなお茶好き。
特別なお茶を手に入れては、全部自分で飲んでしまう(笑)。
水はもちろん阿里山の水。
このあたりは標高が高いので、90℃位で沸騰します。
阿里山の水でいれた本物の阿里山茶。
山の澄んだ空気と香り高い阿里山が、カラダを清めてくれる気がします。
清い香りに癒されて、まちがいなく、いい夢が見られますよ。

阿里山に来たら、ぜひ、ご来光を見に行くべきです。
夜明け前の真っ暗な時にツアーバスに乗ってポイントへ。
眠い目をこすっていると…
青から藍色、紫色に重なる山々の向こうから、金色の光がさす瞬間。
空がみるみる明るくなって、太陽の光に包まれます。
すがすがしい大気を胸いっぱいに吸い込めば、さあ、素晴らしい1日が始まります。

いよいよ阿里山の茶畑へ。
阿里山で一番高い所、標高2000メートルの所にある茶畑です。
許さんは、20年前に父親が始めた茶畑を守る茶農家。
約2900坪に約1万2000本の茶木が植えられています。
1芯2葉で茶葉を手で摘み、1回に600斤のお茶ができるのだそう。
訪れたのは、春茶を摘み終えて茶木を剪定した後の時期。
急斜面の茶畑は、竹林や杉林に囲まれていました。
台湾名物として知られるデザート、愛玉の木も発見。
茶畑のあちこちには山柿の木が植えられており、茶木に影を作ります。
畑に入らせてもらうと、土がフカフカ。よく見ると、落花生の殻がいっぱい。
こうして雑草が生えるのを防いでいるのだとか。
除草剤を撒かない工夫です。化学肥料も使っていないと言います。
いいお茶を作るために、茶農家が努力していることを知りました。

台湾友茶 TAIWAN FRIEND TEAwww.taiwan-friendtea.com

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